9月はユニクロのデザイナーコラボが盛りだくさんです。
Uniqlo U(クリストフ・ルメール)、イネス・ド・ラ・フレサンジュ(INES DE LA FRESSANGE)、JWアンダーソン(JW ANDERSON)、この三人の有名デザイナーとのコラボ商品が登場します。
まあ秋冬物なので、発売が9月に重なるのは当たり前ではありますが。
今回はその中でもユニクロ初登場となる、JWアンダーソンとのコラボについて紹介していきます。
JWアンダーソンについて
JWアンダーソン(JW Anderson)は北アイルランド出身で、イギリスで数々の賞を受賞したファッション業界注目の若手デザイナーです。
現在は自身のブランドのほかに、スペインの高級皮革ブランドであるロエベ(LOEWE)のクリエイティブディレクターも務めています。
ユニクロとのコラボでは、「+J」や「Uniqlo U」など、専用のコラボネームをつけるところが多いのですが、JWアンダーソンはそのままの名前で、さらに自身のブランドのJとWが重なったロゴマークを商品につけるなど、デザイナーの名前を前面に出しています。
まあこれに関しては、以前行われたトップショップ(Topshop)とのコラボでも使用していたので特別なことではないのかもしれませんが、いずれにせよユニクロ初登場ということで、相当気合いが入っていることはまちがいありません。
コラボ商品についてですが、カラフルでビビッドな色使いやタータンチェックなど、JWアンダーソンらしさ全開のコレクションになっています。
メンズとウィメンズのアイテムを見比べると、同じデザインのものが多くあることに気づきますが、その辺に彼のジェンダーに対する捉え方が表れていると思います。
全体的にポップでカジュアル感の強いラインアップになっています。
買うべき商品はこれ
トレンチコート
トレンチコートはオンでもオフでも使える定番の秋冬アイテムです。
今回のものは、ショルダーストラップ(エポレット)のないミニマルなスタイリングなので、堅苦しくなくさっと羽織れるカジュアル感があります。
トレンチコートをまだ持っていない方は、購入のリストに加えてみてもいいのではないでしょうか。
色はベーシックなベージュとネイビーなので、ボトムスになにを持ってきてもそれなりに似合うと思います。
トレンチコートのかっこいい着こなしについては当サイトのメンズのトレンチコートをかっこよく着こなす3つのルールを参考にしてみてください。
このトレンチコートには、サプライズな仕掛けがひとつあります。それは、
謎のリバーシブル……。
商品詳細画像を見てびっくりしました。裏地を見せているのかと思ったら、その下のキャプションに「リバーシブルで着用可能」とあります。
タータンチェックを全面に出した遊び心のあるポップなコート。着てみないことにはわかりませんが、大人の男のスタイリングにはさすがに合わなそうです。
というかいくらなんでも遊び心ありすぎじゃないですか(笑
ツイードコート
ツイードを使ったエレガントなコートです。
ツイードとはスコットランド発祥の毛織物のことで、斜めの線を掛け合わせたヘリンボーン(杉綾織り)模様が特に知られています。
ウエストベルトがついているので、これをギュッと結んで着ることで色気のあるシルエットを出せると思います。
デザイン的にはシックでかなりいいと思いますが、ツイードは実際の生地の質感によって印象が変わってくるので、それ次第といった感じです。
フェアアイルモックネックセーター ブルー
ハッとするような鮮やかなブルーに、英国伝統のフェアアイル柄をあしらったニット。
30代以上の男性には少し派手すぎるきらいもありますが、ボトムスをブラック、グレー、ホワイトなど、無彩色のものにすることで、すっきりとまとめることができます。
ケーブルクルーセーター
ここ数年トレンドが続いているケーブル編みのニット。
シンプルなオフホワイトのものもいいですが、袖と身頃がバイカラーになっている、ちょっとかわいさのあるダークグレイとネイビーのほうをオススメします。
フランネルチェックシャツ ブルー
チェックのシャツは意外と着こなしが難しいとこれまでも何度か書いてきたのですが、今回のコラボのフランネルチェックシャツのブルーはオススメできます。
タータンチェック柄自体に若々しさがあるのですが、ブルーを多く使うことによって、さらに軽快で引き締まった印象を与えることができます。
ダウンベストとの相性もよさそうなので、アウトドアで活躍することまちがいなしです。
また、paulie的にはニットの下にシャツを着るのはあまりオススメしていないのですが、このチェックシャツなら、襟口から見せるのもポップでいいと思います。
買ってはいけないものはこれ
デニムワークパンツ
ユーズド加工されただぼっとしたシルエットのデニム。
着こなしが難しく、30代、40代の大人の男性が避けるべきアイテムのうちのひとつです。
「これはあかん……」と、関西人でもないのに思わず関西弁になってしまうほどの難易度といえます。
ベージュのほうのワークパンツはありだと思います。
ウールブレンドキルティングジャケット グリーン
大きめの襟のリブにどうしても野暮ったく見えてしまうパッチポケット、色味も暗くボタンも黄土色のキルティングジャケットのグリーン。
これは着る人の見た目年齢を引き上げてしまうアイテムといえます。保温性があり暖かそうではありますが。
ブラックのほうは、まだすっきりと見えるのでいいかなと。
ライトダウンジャケット ブルー
今回のコレクションのメインのひとつであるタータンチェックを使ったライトダウンジャケット。
個人的にはポップで好きなデザインではあるのですが、やはりダウンジャケットとしては派手で目立ちすぎます。ファッションに興味のある人なら遠目からでも、あ、ユニクロのコラボのやつだ、とわかってしまうところも難点です。
まあほとんどの人は他人のファッションに興味なんてないし、気にするまでもないんですけどね。
このアイテムこそリバーシブルで、気分によって柄を変えられるようにできればよかったのにと思いました。
以上、ユニクロ×JWアンダーソン2017秋冬、買うべきものと買ってはいけないものについてでした。
商品はすべて9月22日(金)の発売です。