ユニクロで一番ベーシックなショートパンツである「チノショーツ」。今年のモデルは去年のものより股下が3cmも短くなっています(Mサイズ比)。
過去に「チノショートパンツ(丈短め21.5~25cm)」という商品があったのですが、今期のものは、その丈短めバージョンよりさらに股下が短いです。
ユニクロのような定番商品を売るショップが、サイズをここまで一気に変更するとはこれはもはや事件です!
といいたいところですが、実際のところ、ここ最近のチノショーツの股下が長すぎたように感じます。
チノショーツ2023年モデルvs2022年モデル
どちらもMサイズです。2023年モデルは膝頭が出るくらいの長さで、2022年モデルは膝が隠れるくらいの長さです。ちなみに2023はネイビーで、2022はブラックです。
サイズは以下の通り。
サイズ | S | M | L | XL |
---|---|---|---|---|
ウエスト(cm) | 81 | 87 | 93 | 101 |
ヒップ(cm) | 100.5 | 106.5 | 112.5 | 120 |
わたり幅(cm) | 33.5 | 35.5 | 37.5 | 39.5 |
股上(cm) | 27 | 28 | 28.5 | 29.5 |
裾幅(cm) | 26.5 | 27.5 | 28.5 | 29.5 |
股下(cm) | 21 | 22 | 22.5 | 23 |
サイズ | S | M | L | XL |
---|---|---|---|---|
ウエスト(cm) | 80 | 86 | 92 | 100 |
ヒップ(cm) | 100.5 | 106.5 | 112.5 | 120 |
わたり幅(cm) | 34 | 36 | 38 | 40 |
股上(cm) | 27 | 27.5 | 28.5 | 29 |
裾幅(cm) | 26 | 27 | 28 | 29 |
股下(cm) | 24.5 | 25 | 25.5 | 26.5 |
ウエストは2023のほうが1cm大きいのですが、体感としては2022のほうが若干緩く感じます。というかそれ以前に、どちらのモデルにも共通していますが、ウエストの仕上がり寸法がヌード寸法の上限で作られているので、他社のものと同じ感覚でサイズ選びをすると、たいていの場合ブカブカになります。
内側のウエスト紐で調整できるので、そのサイズ感にしたのだとは思いますが、ちょっとデカすぎますね。男女兼用ということを考えると、ヌード寸法の中間値くらいで作ったほうが、ウエストの細い女性も合わせやすかったのではないかと。一番小さいサイズがSですし。
購入を検討している方は、一度試着することをオススメします。
生地感もアップデート
チノショーツの素材は綿100%。
2022の生地は表面を微起毛させたソフトなものでしたが、2023のものは起毛感をなくし目付もアップすることで、オーセンティックなチノパンの生地感に仕上がっています。感覚的にいうと、2023のほうがわずかにパキッとしている感じですね。起毛感のある生地もニュアンスがあって個人的には結構好きですが。
2023のネイビーはほぼ黒
2023年のチノショーツのカラーバリエーションは、01オフホワイト○、32ベージュ●、35ブラウン●、42イエロー●、54グリーン●、66ブルー●、69ネイビー●の7つ。
なんと今年は定番色のブラックがありません。その代わりといってはなんですが、ネイビーがほぼ黒です。定番色のブラックとネイビーに関しては、いつも通りの色味のものを出してもよかったと思うんですけどね。
あとがき
オーバーサイズのトレンドの流れで、ここ最近は定番商品であるチノショーツも大きめのシルエットになっていましたが、少しずつスリムでショート(といってもまだ十分大きいですが)な方向に傾いてきたように思います。
膝上丈のショートパンツは小学生感が出るからと敬遠されがちですが、同様に膝が隠れる長さのものも、子どもっぽさが出てしまうように感じます。
結局のところ好みの問題になってしまうので、ショートパンツの適正な丈の長さというのは存在しませんが、今年のユニクロ チノショーツの丈感は、オーソドックスな着こなしをする場合においては誰にとっても合わせやすいサイズ感ではないかなと思いました。個人的にはもう少し短くてもいいですけどね。
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↑2022年のチノショーツについてはこちら。
去年は1,990円だったことに気づきました(今年は2,990円)。物価高の影響が出ていますね。