H&Mのサイズはヨーロッパ基準のため、日本のブランドより大きめに作られています。
そのため、いつもと同じサイズ感覚で選ぼうとすると、確実にだぼだぼになってしまいます。
ジャストフィットの服をオススメしているpaulieとしては、サイズ感はなによりも大切なもの。
今回はH&Mでのサイズ選びについての解説です。
トップス
欧州サイズ | 胸囲(cm) | ウエスト(cm) | 袖丈(cm) | |
XS | 42 | 84 | 72 | 59 |
S | 44 46 | 88 92 | 76 80 | 59.5 60 |
M | 48 50 | 96 100 | 84 88 | 60.5 61 |
L | 52 54 | 104 108 | 92 96 | 61.5 62 |
※商品のサイズ表記の後ろに「T」と書かれているものは、上記の袖丈より3cm長くなります。
トップスは国内ブランドよりワンサイズ下を選ぶ
H&Mのトップスは、S/M/L表記と、数字で表される欧州サイズ表記の2種類があります。
Tシャツなどのカジュアル衣料はS/M/L表記で、スーツのジャケットなどのフォーマルなものは、欧州サイズ表記であることが多いです。
H&Mのいいところはこの点で、ほかのファストファッションではジャケットもたいていS/M/L表記なのですが、H&Mの場合は欧州表記なので、Sなら44と46、Mなら48と50といったように、胸囲とウエストを細かく合わせることができます。
トップスを選ぶ際は、普段自分が着ている国内ブランドのサイズよりワンサイズ下のものを選びましょう。
たとえばユニクロでMなら、H&MではSという感じです。
襟元のタグのところに、Sの場合CN170/92と記載されていますが、これは中国サイズ表記で、身長170cm/胸囲92cmがジャストサイズということを表しています(※)。
ユニクロだとMサイズは身長165~175cm、胸囲が88~96cmが目安になっているので、ちょうどH&MのSサイズと対応していることがわかると思います。
表には載っていませんが、身長基準だとXSは165cm、Sは170cm、Mは175cm、Lは180cmがだいたいの目安になります。
また、カジュアルシャツには「レギュラーフィット」「スリムフィット」「リラックスフィット」など、シルエットの違いがあるので、そこもチェックしましょう。
※H&Mのサイズ表記が見直され、袖と着丈が今までより短い日本人向けのサイズが標準となったため、SはCN165/92と記載されるようになりました。胸囲やウエストに変更はなく、これまで通りH&MのS=ユニクロのMという感覚で問題ないです。
胸囲を測っておこう
身長や体重と違い、自分の胸囲を把握している人は意外と少なそうですが、トップス選びには胸囲(チェストサイズ)が重要になります。
先ほど説明したように、襟元のタグや値札のところにはCN170/92といった感じで胸囲が表記されているので、それを参考にしましょう。
たとえば、身長170cmで胸囲が98cmある人がTシャツを買おうと思ったら、身長的にはSがちょうどいいのですが、胸囲はMのほうが近くなります(TシャツのMの胸囲は100cm)。
この場合、袖や裾が少し長くなってしまいますが、サイズ的にはMのほうをオススメします。Sだとまちがいなくパツンパツンです(そういうふうに着たい場合は別ですが)。
自分の体形がサイズの中間点にある場合、シルエットをチェックすることも重要です。
上記の人(身長170cm、胸囲98cm)だと、商品がスリムフィットなら迷うことなくMで、リラックスフィットならSでも大丈夫(リラックス感はなくなりますが)、といった感じです。
ボトムス
欧州サイズ | ウエスト(cm) | ヒップ(cm) | 股下(cm) | |
XS | 42 | 72 | 90 | 76.6 |
S | 44 46 | 76 80 | 93 96 | 77.2 77.8 |
M | 48 50 | 84 88 | 99 102 | 78.4 79 |
L | 52 54 | 92 96 | 105 108 | 79.6 80.2 |
※商品のサイズ表記の後ろに「T」と書かれているものは、上記の股下より4cm長くなります。
パンツはできるだけ試着を
H&Mのパンツは、ジーンズはインチ表記で、それ以外は欧州サイズ表記になります(チノパンなどインチ表記のものもあります)。
パンツのインチ表記は日本でも使われることが多いので、迷うことはないと思います。30/32というふうに表記されている場合は、ウエストが30インチ(76.2cm)で、股下が32インチ(81.28cm)のパンツ、ということになります。
問題は、商品によって同じサイズ表記でも結構ばらつきがあるということです。
私は31インチがジャストサイズなのですが、H&Mのパンツは、ものによっては32インチや30インチのものがフィットすることがあるので、できれば店舗で試着してから買うことをオススメします(ほとんどのものは表記通りで大丈夫ですが)。
まあオンラインストアで買った場合でも、合わなかったら返品すればいいだけなので、そんなに問題はないと思いますが。
参考までに、私の場合、H&Mの欧州サイズ表記のパンツだと48がぴったりです。ウエストサイズだけ見ると46のほうが31インチに近いんですけどね。
新サイズ表記について
H&Mでは、2019年あたりからアジアンフィット(ASIAN FIT)と呼ばれる新サイズの商品を増やしてきました。
これはその名の通り、アジア人の体型にフィットするように作られた、袖や裾などが短いタイプの商品のことです(途中からアジアンフィットの表記をなくしましたが)。
メンズのアジアンフィットのトップスは、ヨーロッパ仕様のものより袖丈と着丈が-3cm、パンツは股下が-4cmになっています。
レディースもメンズと同様、袖丈、着丈、股下が短めになっているのですが、身長164cm以下の人を対象に作られており、股下はどのサイズでも73cmとなっています。
アジアンフィットの商品には、メンズは「S」、レディースは「P」の文字がサイズの数字の後ろにつけられていたのですが、少し前にサイズ表記が見直され、SとPの文字を消してこれらアジアンフィットのサイズを日本での標準サイズとし、これまでのサイズのものに「T」をつけることになったようです。
(例)
48S→48
48→48T
M/S→M
M→M/T
最近ではほとんどの商品がアジアンフィットサイズになっていたので、ぱっと見わかりづらいSやPという文字をそれらのものにつけるよりも、まだ切り替わっていない商品にTをつけるほうが合理的だと判断したのだと思われます。
H&Mの服は欧米向きなので袖や着丈が長いといわれることもありましたが、アジアンフィットが標準となったことで、平均的な日本人体型の人でも着こなしやすくなったのではないでしょうか。
シューズ
欧州サイズ | 日本(cm) | 足長(cm) |
38 | 24.5 | 24.3 |
39 | 25 | 25 |
40 | 25.5 | 25.6 |
41 | 26 | 26.3 |
42 | 27 | 26.9 |
43 | 27.5 | 27.6 |
44 | 28 | 28.3 |
45 | 29 | 29 |
シューズはサイズ表をしっかり確認すべし
H&Mのシューズのサイズは、欧州サイズ表記になります。ただ一般的な欧州サイズ表記より0.5cmほど大きいようです。
たとえば欧州サイズ表記41は、一般的には25.5cmですが、H&Mでは26cmになります。
靴幅(ワイズ)に関しては、実際測ったわけではないですが、DかEくらいではないかと思います。
世界展開しているブランドなので、極端に細すぎることもないです。ただ、日本人に多い幅広の人は少しきつく感じるかもしれません。
実際に履いてみた感想として、私はコンバースのオールスターですと26cmがジャストサイズになりますが、H&Mの靴は40(25.5cm)だと少しだけきつく感じ、41(26cm)だとやや緩く感じます。
この2サイズでしたら、個人的には41(26cm)を選びます。40(25.5cm)でも履けないことはないのですが、ぴったりすぎる靴というのは長く歩いているうちに足が痛くなることが多いんですよね。
というわけで靴のサイズ感に関しては、基本的に表記通り(センチ表記)のものを選択して大丈夫だと思います。

H&M EDITION スエードスリッポンスニーカー
以上、H&Mのサイズガイドでした。
トップスはタグに身長と胸囲の表記があるので、それを参考にするのがいいと思います。
パンツのサイズはばらつきがあるので、できるだけ試着するようにしましょう。