夏の必需品であるユニクロのエアリズム。
毎年なんとなく着続けているけれど、「一体いつが捨て時・買い替え時なんだろう?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、エアリズムの買い替え時期の目安は、着用してから3年です。
ユニクロの公式Xでも、冬のヒートテックと同様に以下のようにアナウンスされています。
目安として着用し初めてから3年が買い替え時
新しいエアリズムで快適をコントロールしよう
お取り扱い状況や保管状態により異なります
出典: ユニクロ公式X
なぜ3年なのかというと、エアリズムのストレッチ性を生み出しているポリウレタンなどの化学繊維が、着用や洗濯の回数に関わらず、製造から約3年で素材自体が経年劣化し、寿命を迎えるためだと考えられます。

3シーズン着たエアリズム
襟元がヨレヨレで、袖や胴のストレッチ性がなくなっている
しかし、ここで注意したいのが、“お取り扱い状況”により異なるという点です。
週に何回着るのか、何枚でローテーションしているかによって、実際の寿命は大きく変わってきます。
今回は、洗濯回数や見た目の変化から、より現実的なエアリズムの寿命と買い替えのサインを解説します。
寿命の目安は「洗濯100回」

国内の下着メーカーやショップの情報を参考にすると、インナー(トップス)の寿命は、洗濯100回程度(=着用100回)が一つの目安と考えられます。
肌に直接触れるインナーは、汗や摩擦など、生地の負担が大きい使用環境にあり、さらに、洗濯機の使用によるダメージで徐々に機能が低下していきます。100回洗ったら、本来の快適な機能は失われている、と考えていいでしょう。
もちろん、洗濯ネットに入れて洗って陰干ししたエアリズムと、漂白剤を使ったあと乾燥機に入れたエアリズムでは、生地へのダメージは大きく変わります。そのため、この回数というのは状況にかなり左右されるのですが、ある程度の目安として考えていただければと。
【検証】複数枚で着回した場合、何年持つ?
ここからは、洗濯回数と年数の検証をしていきます。
実際のところ、同じ種類のインナーを一年中着続ける人はそんなにいなくて、たいてい春夏はエアリズムで秋冬はヒートテック、という感じの方が多いのではないでしょうか。
ということで、夏場(6月〜10月の5カ月・153日)に毎日半袖エアリズムインナーを着るとして、いつ洗濯100回に到達するのかを計算してみることにします。
・3枚で着回す場合: 1シーズンで約51回洗濯。約2年で洗濯100回到達。
・4枚で着回す場合: 1シーズンで約38回洗濯。約2年半で洗濯100回到達。
・5枚で着回す場合: 1シーズンで約30回洗濯。約3年強で洗濯100回到達。
・6枚で着回す場合: 1シーズンで約25回洗濯。約4年で洗濯100回到達。
こうして見てみると、ユニクロ公式が言う寿命3年というのと、洗濯回数100回というのは割と妥当な数字なのかなと思います。
この計算だと、3年という寿命をまっとうさせるには、5枚でゆったりとローテーションさせる必要があります。もし3枚だけでフル稼働させているなら、2年目の終わりには買い替えたほうが快適に過ごせるでしょう。また、6枚になると洗濯100回に到達する前に生地の寿命の3年を超えてしまうので、5カ月という条件なら5枚が最適解かと。
衣替えや季節の切り替わりのタイミングで、手持ちの枚数と購入時期をチェックしてみるのがオススメです。
ユニクロのアイテムの購入時期の判別については、以下の記事を参考にしてみてください。
あわせて読みたい>>タグでわかる!ユニクロの服の製造年の調べ方【ヒートテック・エアリズム】
エアリズム寿命シミュレーター
エアリズムのローテーション環境から、買い替え時期の目安を計算します。期間と着回し枚数を入力してください。
👕 エアリズム寿命シミュレーター
例:6月〜10月なら「5」
あなたのエアリズムの寿命目安は…
(1シーズンあたり、1枚につき約 50 回洗濯する計算)
エアリズムの買い替えサイン
洗濯100回というのは、あくまでも目安にすぎません。手持ちのエアリズムの状態から、限界を判断しましょう。
化学繊維で作られているエアリズムならではの、わかりやすい劣化サインがいくつかあります。一つでも当てはまれば、潔く買い替えるのがオススメです。
首元や裾がヨレヨレ・ダルダルになっている

4年経過したエアリズム
(4枚でローテーション)
これが一番わかりやすい変化です。エアリズムの快適なストレッチ性を生み出しているポリウレタンという素材は、着用と洗濯を繰り返すことで徐々に劣化し、伸びたまま元に戻らなくなります。
首元が波打っていたり、裾がダレて着丈が長くなっているように感じたら、素材の寿命が来ている証拠です。
上の画像は4シーズン着たエアリズムですが、見てわかるように、襟元がヨレヨレになり裾も縦に伸びています。エアリズムのLサイズの身丈は72cmですが、これを測ってみたら76cmありました。生地も伸びきって薄くなっているので、さすがに寿命といえます。
洗っても嫌なニオイが残る
ポリエステルなどの化学繊維は、綿に比べて皮脂汚れが繊維の奥に入り込みやすく、落ちにくいという弱点があります。
洗濯して乾かしたばかりなのに生乾きのようなニオイがしたり、汗をかいた瞬間にツンとしたニオイが復活する場合は、雑菌や汚れが蓄積しきっているサインです。
日焼けによる色あせがある

襟元が色焼けしたエアリズム(背面)
黒やネイビーなどの濃い色のエアリズムで目立つのが、紫外線による色あせ(褪色/たいしょく)・色焼けです。外干しによる直射日光や、繊維に残った汗と紫外線が反応することで、首まわりや肩まわりなどが赤茶色っぽく変色してしまいます。
機能面だけでなく、見た目の清潔感が損なわれてしまうため、寿命のわかりやすいサインとなります。
上の画像の肩の部分の直線的な色落ちは、おそらく干す時のハンガーによるものではないかと思います。ハンガーで押し出されたところに日光が当たって褪色したのではないかと。
汗を吸わず、ベタつくようになった

新品(左)と4シーズン着用(右)したエアリズム
何度も洗濯を重ねることで、生地そのものが痩せて薄くなったり、吸水機能が落ちることがあります。
購入時の「サラッとした肌触り」や「ピタッとしたフィット感」が失われていると感じたら、それは機能が落ちている証拠。新しいものに買い替えて、快適な着心地を取り戻しましょう。
上の画像は、新品のエアリズムと、4シーズン着用したエアリズムの比較画像です。フィット感も色味も異なっているのがわかると思います。
エアリズムを長持ちさせる方法もあるが…
エアリズムを少しでも長持ちさせるには、以下の方法がオススメです。
・洗濯ネットに入れる
・裏返しにして洗う
・柔軟剤は吸水・速乾機能を低下させるので使わない
・乾燥機は避ける
・直射日光を避け陰干しをする
ただ正直、エアリズムのような安価なインナーを長持ちさせるために取り扱いに気をつかう、というのはあまり現実的ではないと思います。
ガシガシ洗って寿命のサインが出たら買い替える、という感じでいいのではないかと。
【おまけ】2026年版のエアリズムを買ってみた

エアリズムクルーネックT(2026)
69 NAVY
手持ちのエアリズムが上記の買い替えサインを出していたため、2026年モデルの半袖エアリズムを購入してみました。

172cm/64kg
Lサイズ着用
2026年版のカラーは、00ホワイト○、02ライトグレー●、09ブラック●、69ネイビー●の4種類。
今回購入したのはネイビーとブラックです。
素材は、ポリエステル88%、ポリウレタン12%(54%リサイクルポリエステル繊維を使用。ホワイトは88%リサイクルポリエステルのものもあり)。ライトグレーのみポリエステル89%、ポリウレタン11%(47%リサイクルポリエステル繊維を使用)となっています。
サイズは以下の通り。
| サイズ | S | M | L | XL |
|---|---|---|---|---|
| 身丈(cm) | 66 | 69 | 72 | 75 |
| 肩幅(cm) | 40 | 41.5 | 43 | 45 |
| 身幅(cm) | 42.5 | 45.5 | 48.5 | 52.5 |
| 裄丈(cm) | 35.5 | 37.5 | 39.5 | 41.5 |
色、素材、サイズともに、2025年版と同一です。
着心地に関しては……やはり同一です(笑
あわせて読みたい>>【2025年】エアリズムクルーネックT(半袖)をレビュー!【ユニクロ】
ユニクロによると、2026年版は2024年以前のモデルと比べて、消臭力がアップし、洗濯をしても消臭効果が長く続くようになったらしいですが、ということはつまり2025年とは変わらないということなのかもしれません。
あとがき
インナーを新品にすると、着心地だけでなく気分もリフレッシュできます。
古いエアリズムを着続けている方は、ぜひこの機会に生地の状態をチェックしてみてください。
