今年の冬はダウンを着たい! と思い、インターネットを駆けずりまわって見つけたのがユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)BEAUTY&YOUTH の「LANATEC フード ダウンジャケット(WEB限定 WARDROBE SMART)」です。
今回はこのダウンジャケットをレビューしていきます。
ちなみにこのダウンジャケットに決めるまでのいきさつについては最後の段に書いてあるので、よかったら読んでみてください。
・追記(23.11.2)
この記事を書いたのは2022年ですが、2023年もユナイテッドアローズから「LANATEC フード ダウンジャケット」が発売されました!
値段は少し上がって31,900円(税込)です。
LANATEC フード ダウンジャケットのディテール
色はロイヤルブルー(ROYAL)。ニュアンスのある落ち着いた青です。光の具合にもよりますが、公式サイトにある画像より少し彩度が落ちるかなという感じです。色はこのほかに、グレー(MD.GRAY)とブラック(BLACK)があります(※)。
※2023年はグレーの代わりにブラウン(DK.BROWN)がラインアップされています。
表地、裏地ともにポリエステル100%。ただし表地はLANATEC(ラナテック)というウール調のポリエステル素材が使われています。
ウールといっても毛羽立ったニットのような紡毛のものではなく、スーツに使われるような感じのウールです。スーツほどつるつるとした光沢はありませんが。
本体は、ダウン90%、フェザー10%の黄金比……ではなく、ダウン70%、フェザー30%となっています。スペックを重視する場合はここはマイナスポイントかもしれません。まあその分お安くなっているので。
重さは1,190g(公式サイトより)とそれなりにあります。
もっと軽くてフィルパワーの大きい防寒性の高いダウンもありますが、個人的に東京くらいの気候だったらこのダウンで十分かなと思います。実家が雪国方面なので、寒冷地でも耐えうることができるか今度試してきます(笑
まあこれまでウールコートを着ることが多かったので、それよりかは確実に暖かいとは思いますが。
ひとつ言えるのは、このダウンは機能性を語るタイプのものではないということです。止水ジップが付いているわけではないし、防水性もおそらくそれほどないと思われます。こちらはファッション性を重視した「普通に暖かい」ダウンです。
ポケットは、表の両サイドと、左胸の内側に1つあります。いずれもジッパー付きです。
サイドポケットは切り替えに沿って配置されているので目立ちません。
フードと裾の部分にスピンドル(ドローコード)が付いています。隙間風対策とサイズ感調整ができます。
袖の内側は、風が入らないようにゴムで軽く締まる構造になっています。
LANATEC フード ダウンジャケットを着てみた
サイズ | S | M | L | XL |
---|---|---|---|---|
身丈(cm) | 67 | 69 | 71 | 73 |
肩幅(cm) | 45.5 | 47 | 48 | 49 |
身幅(cm) | 55 | 57 | 59 | 61 |
袖丈(cm) | 62.5 | 64 | 65.5 | 67 |
172cm/67kgでLサイズを着用。
XLも着てみたのですが、私の体型だと袖が長すぎたのと、横から見たときに少し膨らみがあって全体のバランスが悪かったのでLにしました。私は胸まわりが結構あるので身幅はXLのほうが楽ではありましたけども。
というか最初にLを着た瞬間、あ、こっちだな、とすぐにわかったんですけどね。
腕を上げるとよくわかるのですが、サイド部分の中綿の量が少なめなので、正面から見たときにスッキリして見えます。スバラシイ。
実際に着てみる前は、胸まわりがきつくないか少し心配だったのですが、脇下の中綿が抑えられていることで、それほど窮屈さは感じませんでした。
下に厚手のスウェットを着用しても、問題なく着られます。
「お店で試着」を利用してみた
ユナイテッドアローズの公式サイトでLANATEC フード ダウンジャケットを最初に見つけたのが10月の中旬くらいだったのですが、そのときはWeb限定の予約商品で「お店で試着」という試着サービスも利用できず、しかも返品不可になっていました。
基本的に服は試着してから決めたいタイプなので、どうしようかなーと思っていたら、10月の下旬に突然商品ページが消滅。
ただまあワタクシ慌てはしませんでした。まだ予約着数に残りがあったので、いずれ復活するだろうなと。
そして予想通り11月に入り商品ページが復活。しかも予約ではなく普通に販売が開始されていて、「お店で試着」もできるようになっていました。
返品も可能になっていたので、とりあえず購入してサイズを確認してみてもよかったのですが、せっかくなので「お店で試着」を試してみることに。
サイトに載っているサイズ表記的にはLサイズでよさげでしたが、「簡単サイズチェック」で体型の数値を入力してみたところ、XLサイズをオススメされたので、LとXLを「お店で試着」することにしました(試着は3点まで可)。
会員登録して「お店で試着」を申し込み、指定したユナイテッドアローズの店舗に商品が到着したらメールでお知らせがくるという仕組みです。私はユナイテッドアローズのスマホアプリから申し込みましたが、サイトからでも申し込み可能です。
指定された取り置き期間(私の場合は1週間でした)に店舗を訪れて、メールに記載されている申し込み番号を店員さんに見せれば、商品を持ってきてくれます。Web限定商品でもその場で購入可能です。
ちなみに取り置き期間に店舗を訪れなかった場合、自動的にキャンセルになります。
・追記(23.11.2)
今年発売されたものは、残念ながら「お店で試着」サービスの対象ではないようです。
LANATEC フード ダウンジャケットに決めるまでのいきさつ
今回ダウンジャケットを探す際に自分のなかで条件にしていたのは、フード付きで色がブルー系という2点のみでした。
最初に心惹かれたのは、人気の定番商品、デサントの水沢ダウン マウンテニアです。
マウンテニアには別注がたくさんあるのですが、そのなかでもピンときたのが、エディフィス(EDIFICE)別注のマウンテニアライトのネイビー。本家より身幅が広く、都市生活で使用しやすくなるよう不要なスペックを省いたモデルです。
しかし、お値段税込115,500円。
ダウンジャケット1着にこの値段を出すのはナァ……と思い、結局断念しました。
水沢ダウンを持っている友人に、毎年クリーニング代が結構かかるよ、と言われたのも断念した理由のひとつです。8,000円くらいかかるみたいなんですよね。あの手のシームレスダウンというのは縫うのではなく圧着してダウンを入れるスペースを形成しているので、クリーニングでの扱いが難しいようです。そういえばユニクロのシームレスダウンのクリーニングを拒否する店があるというネットニュースを見たことがあります。
これまでは結構細身のシルエットだったのですが、2023年版はややゆったりめになりました。
水沢ダウンと並ぶ、日本のダウンの雄であるナンガ(NANGA)のオーロラダウンジャケットに惹かれたりもしたのですが、こちらはちょっとカジュアルすぎるかなと思いやめておきました。
その後、アウトドア系だけじゃなくセレオリ系にいいのがないかなと思い、範囲を広げて探した結果巡りあったのが、今回紹介したユナイテッドアローズ BEAUTY&YOUTHのLANATEC フード ダウンジャケットというわけです。
あとがき
LANATEC フード ダウンジャケットは、オトナの男にぴったりのスマートなデザインのダウンです。Web限定にしておくのがもったいないくらいですね。しかも29,700円(税込)と、値段もかなり抑えられています。
……今まで使ってこなかったあの言葉を使ってみるか。
このダウン、高見えします!
興味がある方はぜひチェックしてみてください。