人生はあまりに短い – 40歳に残された自由な時間はこれだけ!

釣りをする男性
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人生にあとどれだけの時間が残されているかを考えたことはありますか。

人生80年といわれて久しいですが、実際に日本人男性の平均寿命は2015年時点で80.79歳(厚生労働省「平成27年簡易生命表」より)で、それを裏付けています。

この表によると現在40歳の男性の平均余命は41.8歳なので、寿命は81.8歳ということになります。

なぜ40歳を取り上げたのかというと、このサイトが30代、40代に向けたものということもありますが、人生を80年と考えた場合にちょうど折り返し地点であるということと、仕事やプライベートがだいぶ落ち着いて、自分の人生についてあらためて考え直す時期でもあるからです。

そんな40歳男性が、今から残りの41.8年間をフルに使えるかといえば、残念ながらそうではありません。

実際に残されている「自由に使える時間」はどれくらいなのか、考えてみたいと思います。

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余命を時間に直しただけでは「自由な」時間は出てこない

時計と男性

まずは残り時間がどれくらいなのか、単純計算で出してみます。

先に述べた40歳の余命は約42年(15,340日)ですが、これを時間に直すと

24(時間)×365(日)×42(年)=367,920(時間)

42年の間にうるう年が10回あるので240時間を足して、368,160時間となります。
うるう年分をちゃんと入れているのに、41.8歳を42歳で計算するなど、厳密なのか適当なのかよくわからない計算です(笑

残り時間が368,160時間ということはわかりましたが、人間には睡眠や食事、トイレなど、生命維持のために必要なことがあるので、それらの時間を引かなければいけません。
さらに仕事も自分で自由に使える時間ではないのでこれも引きます。

最初の考えだと、一日24時間から、日本人の平均睡眠時間や食事、トイレ、仕事等の時間を引いていって、それに365(日)と42(年)をかければ自由に使える時間が出せるかなと思ったのですが、40歳の生活と80歳の生活時間はまったく異なるわけで、それを考慮に入れて計算するとなるとあまりに手間がかかることがわかり、この考えはあっさり挫折してしまいました。

どうすれば自由に使える時間が出せるのだろうと考えていたところ、厚生労働省の簡易生命表に、生活時間を行動の種類によって、1次、2次、3次の3つに分けて統計を出したものがあることに気づきました。

1次活動は睡眠や食事など、生理的に必要な活動で、2次活動は通勤や仕事、育児、買い物など、義務的性格のある活動、3次活動は通勤を除く移動、テレビや雑誌、休養、趣味、スポーツ、交際など、一次、二次以外の自由な活動を指します。

これを見ると、人生に残された自由な時間を計算するのに3次活動の時間が参考にできそうです。

簡易生命表では年代を5年ごとに区切っていて、たとえば40~44歳の男性の3次活動は、一日311分(5時間11分)となっています。意外と多いなと感じるかもしれませんが、これは週全体の平均時間なので、実際は平日はもっと少なく、土日は多くなります。

時間は意外とありそうに見えるが老いを考慮する必要がある

日の出を見る男性

3次活動をベースに計算すると、40歳の男性の平均余命である42年のうち、自由に使える時間が出てきます。
その結果は

114,019時間55分

日に直すと

4750日と19時間55分

となります。4750日は年にするとほぼ13年ですね。
ちなみにうるう年分をプラスしようかと思ったのですが、2月29日が平日か土日かで3次活動の時間が変わってしまうので、面倒くさくて省きました。結局省くんかいという声が聞こえてきそうですが、まあプラスしたところで誤差みたいなものです(笑

話を戻して、40歳男性が残りの人生で自由に使える時間は約4750日

意外とあるなと思う方もいるかもしれませんが、実際には年を取るにつれ体力と気力が減っていき、旅行などの遠出がしにくくなったり、新しいことをはじめようとしてもなかなか集中できなかったりするなど、本当の意味での「自由な時間」というのは思っているよりずっと少ないのではないかと思います。

人生は短いです。その短い人生の中でも、自由に使える時間はさらに短くなります。

せっかくの人生、もっと自由に楽しく、そして悔いなく過ごせるよう、時間を有効に使っていきましょう。

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