エスコートとは、男性が女性に付き添うことを意味する英語です。「護衛」という意味もあります。
女性をエスコートするとはどういうことかというと、シンプルにいえば、女性を大切に扱うことにほかなりません。
男性に尊重されていると感じることで、女性の自己評価も高まり、女性の男性に対する信頼度もアップすることでしょう。
また、男性もエスコートを行うことで責任感を持つようになり、それが自信につながるなど、どちらにとってもいい結果を得ることができます。
エスコートすることに利得を求めているようでなんだかなあ、と思う方は、思いやりの気持ちを行動で表すこと、と捉えてみてください。
エスコートといってもなにも仰々しいものではなく、女性がつまづいたときにさっと手を差しのべる、これも立派なエスコートです。
今回は、そんなエスコートの基本的な心構えについて紹介していきます。
エスコートするときはレディーファーストを心がける
エスコートの基本は、レディーファーストを徹底することです。
レディーファーストとはその名の通り、女性を優先する行為のことです。英語ではLadies firstと複数形を使います。ヨーロッパで生まれたマナーですが、今では広く知れ渡っています。
男女平等の意識は欧米のほうが強いですが、レディーファーストの文化は今もしっかり守られています。子どものころから教え込まれ、やって当たり前のことという共通認識があるのだと思います。
レディーファーストといってもここは日本だし……と思う方もいるかもしれませんがそれは逆です。
日本だからこそ、当たり前にレディーファーストができない男性が多いからこそ、効果的なのです。さりげなく実践することで、男性の株は確実に上がります。
女性をエスコートする際の注意点
注意点としては、女性をエスコートしたときに、ドヤ顔をしたり、照れ隠しから「おれ紳士でしょ?」みたいに茶化さないことです。
表情を崩さず当たり前のことのように振る舞いましょう。
女性が「ありがとう」とお礼を言ってきたら、にっこり微笑むだけでOKです。
レディーファーストは差別?
レディーファーストという言葉は、完全なる男女平等主義者にしてみれば快い言葉ではないのかもしれません。
レディーファーストは女性を気遣うためのものではなく、かつては逆の意味があったという説を支持する向きからは女性差別だ、という声もありますし、反対に女性だけが優遇される男性差別だ、という声もあります。
しかしながら現代では、これはあくまで思いやりの行為であり、相手を尊重する心構えの問題だといえます。
男性から女性への思いやりの行為に、レディーファーストという名称がついているにすぎません。絶対にしなければならない厳密なルールではなく、あくまで男性が自発的にするものです。
また、それに対する女性から男性への思いやりの行為も当然存在するわけです。
ですから難しく捉えずに、相手を大切に思っていることを行動で表しているだけだと考えましょう。
もしレディーファーストな行為を好まない女性がいたら、そういう形式的なことは避けて、普通に思いやりを持って接するのがベターです。
あとがき
以上「女性をエスコートしよう – レディーファーストのススメ」でした。
ちなみにエスコート(escort)という言葉は、英語だと性的なニュアンスの含まれたものとして使用されることもあるので、海外で使う場合は気をつけてください(「付き添い」としての意味ももちろんあります)。