先日ポストに、ZOZOからの郵便物が届いていました。
「ZOZOMAT」(ゾゾマット)と書いてあるのですが、「なんだっけこれ」と一瞬考えてしまいました。
ZOZOMATはZOZOが開発した、足のサイズを3D計測してくれるマットです。
今回届いたのは2019年の6月下旬に予約をしたもので、2月のはじめに発送のお知らせメールが来ていたのですが、すっかり忘れていました。
ちなみに料金は無料(送料も無料)で、今からでも入手可能です。
ZOZOMATを開封してみた
早速開封して広げてみました。
マットというかただの紙ですね(笑
無料で配っているわけですし、そこまでコストをかけられない、というかこれの場合かける必要もないでしょう。
データ解析は、スマホのZOZOTOWNアプリで行います。
アプリでの計測といえば、以前ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)を使って体のサイズを計測しようとしたものの、何度やっても失敗して、数時間経ったあとでXPERIA Z3 Compactが動作対象外ということに気づく、という悲しい経験があります。
そしてワタクシいまだにXPERIA Z3 Compactを使い続けています(いいかげん買い替え予定)。
ただ去年買ったiPadがあるので、もしXPERIA Z3 Compactで計測できなくてもなんとかなりそうなので気は楽です。
結果を先にいうと、XPERIA Z3 CompactでもZOZOMATを使った計測はできました。正直意外でした。
ZOZOMATの測定の手順
ZOZOTOWNアプリの右下の「計測・その他」をタップし、ZOZOMAT「足計測をする」を選択します。
性別、名前、生年月日を入力し、利用規約に同意したら「計測をはじめる」をタップ。
測り方の説明があるのでそれを確認したあと、計測がはじまります。
マットの中央の緑色のところに足を乗せ、音声指示に従ってスマホのカメラで撮影していきます(左足→右足)。
カメラと足までの距離や角度が指定されていますが、それほどシビアではなく、サクサク計測を進めていくことができました。
上の画像が計測結果です。
3Dモデルになっていて、指で動かすと様々な角度から足型を見ることができます。
念のため再計測してみると、一部2mm程度の誤差はありましたが、概ね同じような測定結果になりました。
手作業で測定したものとの比較
計測結果を比較するため、床に白い紙を敷いて足をのせ印をつけて、足長と足幅を測ってみました。そしてメジャーで足囲もチェック。ZOZOMATの存在意義を否定するような行為です(笑
ZOZOMATの足長→左25.7cm 右25.9cm
手計測の足長→左25.9cm 右25.8cm
ZOZOMATの足囲→左24.4cm 右23.9cm
手計測の足囲→左24.9cm 右24.5cm
ZOZOMATの足幅→左10.2cm 右9.9cm
手計測の足幅→左10.5cm 右10.2cm
足長に関してはほとんど誤差なしです。
足囲と足幅は、ZOZOMATのほうが細く計測されています。
これをどう見るかですが、足囲と足幅は測る位置によって微妙な差が出てしまうこともあり、手計測のほうが正確とはいいきれません。
ただ、ZOZOMATの計測結果の「足型について詳しく見る」を見ると、足幅の広さ(ワイズ)がCになっていて、さすがにそこまで細くはないだろうと思うので、私の場合、ワイズは手計測の数値を参考にしたほうがよさそうです。
もしかすると撮影時の距離や角度に問題があったのかもしれません。あるいはスマホのカメラか……。
「相性のいいシューズを見る」を見てジャストサイズについて考える
計測結果のところに「相性のいいシューズを見る」という項目があります。
これをタップすると、ZOZOで人気のシューズの中から計測結果をもとに、自分の足型と相性度の高いシューズが表示されます。
ただ個人的にこれがあまりピンと来ませんでした。というのも、ほとんどのもの(スニーカー)が27cmか26.5cmなのです。
私はスニーカーを選ぶときに、つねに26cmのものを選んできたので、27cmだと絶対にブカブカに感じると思うんですよね。
しかしここでひとつ疑惑が生じてきまして、それは、自分が今までジャストサイズだと思ってきたものは、世間一般ではきついとされるサイジングであり、世の中の人はもっと緩いサイズを履いているのではないか、ということです。
とはいえ、現状私は26cmのスニーカーをきついとも思わなければ、足が痛くなることもありません。
相性のいいシューズとして表示されている「VANS OLD SKOOL DX(27cm)」、これとおそらくサイズ感的には変わらないであろうハイカット版の「VANS SK8-HI DX」の26cmを持っているのですが、つま先が靴の先端に触れることもなく、靴幅もジャストに感じます。
スニーカーはよく足の実寸の1〜1.5cm上のものを選んだほうがいいといわれますが、たいていのスニーカーは捨て寸がある程度取られていますし、足の実寸で選ぶのもあながちまちがいではないような気がします。小さめのサイジングといわれているナイキのスニーカーでさえ、インソールを測ってみると0.5cmくらい実寸より大きいですし(+0.5cmだとさすがに窮屈に感じるかもしれませんが)。
まあ私の場合、ワイズが平均よりやや細身のようなのでそれも関係しているのかもしれません。
結局のところ「ジャストの感覚」というのは人それぞれということなのでしょうか。
ただそうなるとZOZOMATの意義が……。
まとめ
ちょうどネットでスニーカーを買おうとしていて、今の自分の足のサイズを測らないとな、と思っていたので、ZOZOMATが届いたのはまさにベストタイミングでした。
しかし足のサイズは分かったものの、ジャストサイズがわからなくなり混乱中です(笑
ZOZOMATは、今回測った限りワイズに関してはちょっと微妙なのですが、足長はかなり信頼できると思うので、試してみる価値アリだと思います。
そこで得られたサイズと「相性のいいシューズ」をどう利用するかについては、一考の余地がありますけども。