女性とデートをするときに、きちんとエスコートできるかどうかで男性に対する印象は大きく変わります。
シャイな日本人が苦手な分野ではありますが、そこをしっかりおさえることができれば信頼度は上がり、より親密になることができます。
エスコートといっても特別難しいものではありません。具体例をいくつか紹介するので参考にしてみてください。
並んで歩くときは車道側に立つ
2人で歩いているときに、男性が車道側に立つ。これは女性をエスコートする際の定番の行動のひとつです。
車の走る危険な車道側に立つことによって、女性を守るんだという意思を示しているというわけです。
道路の水たまりの上を車が通過して水を跳ねたときも、車道側にいれば女性にかかることを防ぐことができます。
駅のホームを歩くときも、男性が電車の来る線路側を歩くようにしましょう。
もっとも「守られる」ということに関して、子ども扱いされているように感じて不快に思う女性もいるかもしれません。
気づかれないように、結果としてこういう並びになりましたよ、というふうにさりげなく車道側に立つことが大切です。
相手に自分の紳士っぷりを気づいてもらうことが目的ではなく、あくまで相手を大切に思う気持ちの延長線上にあるべきものだといえます。
もし女性がつねに男性のどちらかの側にいたほうが心地いいと感じているならば、それを尊重することも大事です。
ドアがある場合は女性を先に通す
レディーファーストの代表的なものとして、ドアを男性が開けて、女性を先に通す、というものがあります。
デートをするときに、必ず何度かはドアを開ける状況があるはずです。ドアが見えたらすっと前に出てドアを開け、女性を先に通しましょう。
引いて開けるドアの場合
ドアを引いて開けて少し脇にずれて、女性を先に通すようにします。
押して開けるドアの場合
ドアを押して開けてそのまま中に入り、ドアの脇に立ってドアをおさえて女性を通します。
引き戸の場合
スライドするタイプのドアの場合は、開けた後ドアをおさえて女性を先に通すようにします。
回転ドアの場合
日本ではあまり見かけませんが、回転ドアの場合はほかのドアとは異なり、男性がドアを押してそのまま先に入ります。ゆっくりとドアを回して女性が入りやすいようにしましょう。
自動回転ドアの場合は、ほかのドアと同じくレディーファーストで問題ありません。
女性の鞄はあえて持たない
ショッピングで買った重い荷物などは男性が持つべきですが、女性の鞄まで持つ必要はありません。それは女性に対するやさしさとは異なります。
女性は服装に合わせて鞄をコーディネートすることが多いですし、たいていの方は財布やスマホなどが入っている鞄は手元に置いておきたいと思っているはずです。
そもそも男性が女性の鞄(特に小さいハンドバッグ)を持っている姿は違和感しかなく、まわりからも冷ややかな目で見られている可能性が高いです。
女性の側も、彼氏に自分の鞄を持ってもらうことによって、彼氏がまわりから軽んじられて見られてしまうことを認識すべきでしょう。
従者ではなくあくまで紳士として振る舞うことが大切です。
あとがき
先日コンビニで、外国人男性が店内に商品を運び入れる業者のために、自動ドアをおさえている場面に遭遇しました。
彼は業者だけでなく、その後にやってきた客の男性もドアをおさえて先に通していました。その外国人男性は、特別紳士的な格好をしていたわけではありません。Tシャツに短パンで、サンダルを履いていました。
ああ、やはり外国ではこういうことが当たり前にできるように教えられているんだなと思いました。
相手の性別を問わず思いやりの気持ちを持って、紳士として振る舞う。そういう男性は相手が誰であろうと好感を持たれることでしょう。
デートで実践したいというタイトルですが、意中の女性だけでなく、普段から紳士として振る舞うことが大切なのだと思います。