H&Mのサイズはヨーロッパ基準のため、日本のブランドより大きめに作られています。
そのため、いつもと同じサイズ感覚で選ぼうとすると、確実にだぼだぼになってしまいます。
ジャストフィットの服をオススメしているpaulieとしては、サイズ感はなによりも大切なもの。
今回はH&Mでのサイズ選びについての解説です(2023年更新)。
トップス
※ここに載せている数値はヌード寸法(服のサイズではなく体のサイズ)です。数値はH&M公式サイトより抜粋。
・S/M/L表記
サイズ | 胸囲(cm) | ウエスト(cm) | 袖丈(cm) | 首まわり(cm) |
---|---|---|---|---|
XS | 78-86 | 66-74 | 59 | 34-35 |
S | 86-90 | 74-82 | 59-60 | 36 |
M | 94-98 | 82-90 | 60-61 | 38 |
L | 102-106 | 90-98.5 | 61-62 | 40 |
XL | 110-114 | 98.5-107.5 | 62-62.5 | 42 |
・欧州サイズ表記
サイズ | 胸囲(cm) | ウエスト(cm) | 袖丈(cm) | 首まわり(cm) |
---|---|---|---|---|
40 | 78-82 | 66-70 | 59 | 34 |
42 | 82-86 | 70-74 | 59 | 35 |
44 | 86-90 | 74-78 | 59 | 36 |
46 | 90-94 | 78-82 | 60 | 37 |
48 | 94-98 | 82-86 | 60 | 38 |
50 | 98-102 | 86-90 | 61 | 39 |
52 | 102-106 | 90-94 | 61 | 40 |
54 | 106-110 | 94-98.5 | 62 | 41 |
56 | 110-114 | 98.5-103 | 62 | 42 |
※商品のサイズ表記の後ろに「L」と書かれているものは、上記の袖丈より3cm長くなります。
トップスの表記は2種類ある
H&Mのトップスは、S/M/L表記と、数字で表される欧州サイズ表記の2種類があります。
Tシャツなどのカジュアル衣料はS/M/L表記で、スーツのジャケットなどのフォーマルなものは、欧州サイズ表記であることが多いです。
H&Mのいいところはこの点で、ほかのファストファッションではジャケットもたいていS/M/L表記なのですが、H&Mの場合は欧州表記なので、Sなら44と46、Mなら48と50といったように、胸囲とウエストをより細かく合わせることができます。
トップスは国内ブランドよりワンサイズ下を選ぶ
トップスを選ぶ際は、普段自分が着ている国内ブランドのサイズよりワンサイズ下のものを選びましょう。
たとえばユニクロでMなら、H&MではSという感じです。
襟元のタグのところに、Sの場合CN165/92と記載されていますが、これは中国サイズ表記で、身長165cm/胸囲92cmを目安とした服ということを表しています。
ユニクロだとMサイズは身長165~175cm、胸囲が88~96cmが目安になっているので、ちょうどH&MのSサイズと対応していることがわかると思います。このユニクロのサイズはJIS規格に準じたものです。
ちなみにおおまかなサイズ感としてはワンサイズ下で大丈夫ですが、個人的な感覚だと、ユニクロのMとH&MのSは完全にイコールではなく、H&Mのほうが気持ち小さく感じます。ユニクロのMがジャストフィットの人がH&MのSを着ると、ジャストフィット……いや、ちょっと小さいかな? と感じる可能性があります。これはあくまで私の感覚なので、人によって違うかもしれませんが。
胸囲を測っておこう
身長や体重と違い、自分の胸囲を把握している人は意外と少なそうですが、トップス選びには胸囲(チェストサイズ)が重要になります。
先ほど説明したように、襟元のタグや値札のところにはCN165/92といった感じで胸囲が表記されているので、それを参考にしましょう。
たとえば、身長165cmで胸囲が98cmある人がTシャツを買おうと思ったら、身長的にはSがちょうどいいのですが、胸囲はMのほうが近くなります(TシャツのMのCN表記は175/100)。
この場合、袖や裾が少し長くなってしまいますが、サイズ的にはMのほうをオススメします。Sだとまちがいなくパツンパツンです(そういうふうに着たい場合は別ですが)。
自分の体型がサイズの中間点にある場合、シルエットをチェックすることも重要です。
トップスには「スリムフィット」「レギュラーフィット」「リラックスフィット」「オーバーサイズフィット」など、シルエットの違いがあります。
上記の人(身長165cm、胸囲98cm)だと、商品がスリムフィットなら迷うことなくMで、リラックスフィットならSでも問題なく(リラックス感はなくなりますが)着られると思います。
周囲測定用のメジャーです。胸囲やウエスト、腕まわりなど、ひとりでも簡単に計測することができます。
ちょっとしたアイディア商品という感じですが、製造は世界的な計測器具メーカーであるドイツのseca(セカ)なので、精度は折り紙付きです。
ちなみに周囲測定だけでなく、普通のメジャーとしても使えます。
ボトムス
・インチ表記
サイズ | ウエスト(cm) | ヒップ(cm) | 股下(cm) |
---|---|---|---|
28 | 73-75 | 90-92 | 76-78(30in) 80-82(32in) 84-86(34in) |
29 | 75-78 | 92-94 | 77-79(30in) 81-83(32in) 85-87(34in) |
30 | 78-81 | 94-97 | 77-79(30in) 81-83(32in) 85-87(34in) |
31 | 81-84 | 97-99 | 77-79(30in) 81-83(32in) 85-87(34in) |
32 | 84-87 | 99-101 | 79-80(30in) 82-84(32in) 86-88(34in) |
33 | 87-89 | 101-103 | 79-80(30in) 82-84(32in) 86-88(34in) |
34 | 89-92 | 103-105 | 79-80(30in) 82-84(32in) 86-88(34in) |
※in=インチ
・S/M/L表記
サイズ | ウエスト(cm) | ヒップ(cm) | 股下(cm) |
---|---|---|---|
XS | 66-70 | 85.5-88.5 | 76.5 |
S | 70-74 | 88.5-91.5 | 77 |
M | 74-78 | 91.5-94.5 | 77.5 |
L | 78-82 | 94.5-97.5 | 78 |
XL | 82-86 | 97.5-100.5 | 78.5 |
※商品のサイズ表記の後ろに「L」と書かれているものは、上記の股下より4.5〜6cm長くなります。
・欧州サイズ表記
サイズ | ウエスト(cm) | ヒップ(cm) | 股下(cm) |
---|---|---|---|
42 | 70-74 | 88.5-91.5 | 77 |
44 | 74-78 | 91.5-94.5 | 77.5 |
46 | 78-82 | 94.5-97.5 | 78 |
48 | 82-86 | 97.5-100.5 | 78.5 |
50 | 86-90 | 100.5-103.5 | 79 |
52 | 90-94 | 103.5-106.5 | 79.5 |
54 | 94-98.5 | 106.5-109.5 | 80 |
※商品のサイズ表記の後ろに「L」と書かれているものは、上記の股下より4cm長くなります。
パンツはできるだけ試着を
H&Mのパンツは、インチ表記、S/M/L表記、欧州サイズ表記の3つがあります。ジーンズはインチ表記でジョガーパンツ系はS/M/L表記、スラックス系は欧州サイズ表記が基本ですが、例外もあります。
パンツのインチ表記は日本でも使われることが多いので、迷うことはないと思います。30/32というふうに表記されている場合は、ウエストが30インチで、股下が32インチのパンツ、ということになります。
問題は、商品によって同じサイズ表記でも結構ばらつきがあるということです。
私は31インチがジャストサイズなのですが、H&Mのパンツは、ものによっては32インチや30インチのものがフィットすることがあるので、できれば店舗で試着してから買うことをオススメします(ほとんどのものは表記通りで大丈夫ですが)。
まあオンラインストアで買った場合でも、合わなかったら返品すればいいだけなので、そんなに問題はないと思いますが。
H&Mは欧米人サイズだから日本人には合わない?
H&Mの服は欧米向きなので、袖や身丈が長く、日本人には合わないと言われることがあります。
そうした声に対応したのか、H&Mでは2019年あたりからアジアンフィット(ASIAN FIT)と呼ばれる新サイズの商品を増やしはじめました。
これはその名の通り、アジア人の体型にフィットするように作られた、袖や裾などが短いタイプの商品のことです(途中からアジアンフィットの表記をなくしましたが)。
メンズのアジアンフィットのトップスは、ヨーロッパ仕様のものより袖丈と身丈が-3cm、パンツは股下が-4cmになっています。
以前のアジアンフィットの商品には、メンズは「S」、レディースは「P」の文字がサイズの数字の後ろに付けられていたのですが、サイズ表記が見直され、「S」と「P」が消え、アジアンフィットのサイズが日本での標準サイズとなりました。これまでのサイズのものには「T」が付けられ、さらにその後、「T」から「L」に変更されました。
(例)
48S → 48
48 → 48L
M/S → M
M → M/L
もうほとんどの商品がアジアンフィットサイズになったので、ぱっと見わかりづらい「S」や「P」という文字をそれらのものに付けるよりも、ヨーロッパ仕様のものに「L」を付けるほうが合理的だと判断したのだと思われます。
アジアンフィットが標準となったことで、平均的な日本人体型の人でもH&Mの服を着こなしやすくなったのではないでしょうか。
シューズ
欧州サイズ | 日本(cm) | 足長(cm) |
---|---|---|
38 | 24.5 | 24.3 |
39 | 25 | 25 |
40 | 25.5 | 25.6 |
41 | 26 | 26.3 |
42 | 26.5 | 26.9 |
43 | 27.5 | 27.6 |
44 | 28 | 28.3 |
45 | 29 | 29 |
シューズはサイズ表をしっかり確認すべし
H&Mのシューズのサイズは、欧州サイズ表記になります。ただ一般的な欧州サイズ表記より0.5cmほど大きいようです。
たとえば欧州サイズ表記41は、一般的には25.5cmですが、H&Mでは26cmになります。
靴幅(ワイズ)に関しては、実際測ったわけではないですが、DかEくらいではないかと思います。
世界展開しているブランドなので、極端に細すぎることもないです。ただ、日本人に多い幅広の人は少しきつく感じるかもしれません。
実際に履いてみた感想として、私はコンバースのオールスターでは26cmがジャストサイズになりますが、H&Mの靴は40(25.5cm)だと少しだけきつく感じ、41(26cm)だとやや緩く感じます。
この2サイズでしたら、個人的には41(26cm)を選びます。40(25.5cm)でも履けないことはないのですが、ぴったりすぎる靴というのは長く歩いているうちに足が痛くなることが多いんですよね。
というわけで靴のサイズ感に関しては、基本的に表記通り(センチ表記)のものを選択して大丈夫だと思います。
まとめ
以上、H&Mのサイズガイドでした。
トップスは、タグに身長と胸囲の目安になるCN表記があるので、それを参考にするのがいいと思います。
パンツのサイズはばらつきがあるので、できるだけ試着するようにしましょう。