映画館での座席の位置は、悩みどころのひとつです。
特にデートだと予約することが多いので、失敗しないように慎重に選ぶ必要があります。
そこでオススメの席をいくつか紹介します。
いずれも真ん中よりやや後方が前提になっています。
前のほうの席も臨場感があるというメリットがあるのですが、見上げるような形になって疲れてしまいがちですし、人によっては目がまわって酔って気分が悪くなってしまうこともあります。
「映画を楽しめる席」というよりも「彼女がリラックスできる席」というのを優先したほうがいいでしょう。
通路側の席(中央列左右端の席)
片側に人がいないので、圧迫感がなくリラックスして観られる席です。
上映中にトイレに行きたくなったときも、気兼ねなく席を立てます。
スクリーンに対して角度がついて観にくいと思われるかもしれませんが、後ろのほうの席だと角度も浅くなり、ほとんど気にせず観ることができます。
外に出やすいので子連れの方が座りがちな席でもあるのですが、デートで観にいくような映画を子どもが観ることはあまりないと思うので、騒がしいかもしれないという心配はしなくても大丈夫でしょう。
仮に子どもがいて騒がしかったとしても、気を遣って端の席を取るような親でしたら、すぐに子どもを連れ出してくれるはずです。
さらにいうと、子どもが騒がしくなったときにどのように振る舞うかによって男性の度量が試されるので、どんと構えておきましょう(笑
通路外側の2席が並んでいるところ
映画館によっては、通路の外側の部分にシートが2席ずつ並んでいるところがあります。
スクリーンに対してやや角度がついてしまいますが、個室感があるのでオススメです。
この座席の通路側ですと、体をスクリーン方向に少し傾けたときに、通路を挟むことによって視界がひらけるので、仮に前に背の高い人が座っていたとしてもほとんど気になりません。
真ん中の席
スクリーンと正対できる王道の観やすい席です。
音響も左右のバランスがよく、いい音で映画を楽しめます。
メリットとしてはほかに、途中で席を立つ客を気にしなくてもすむところがあげられます。
デメリットは上記のことと逆で、トイレなどで自分が席を立ちたいときに、通路までの距離が遠いところです。
また、前後左右に人がいるので、圧迫感を感じることがあるかもしれません。
前が1列あいている中央あたりの席
中央あたりに、前方が通路になっている座席があります。
そこだと前の席の人の背の高さを気にする必要がありませんし、上映中は足をのばしてリラックスして観られます。
デメリットとしては、位置が中央より前のほうである場合が多いことと、上映前、上映後に人の往来で混雑することがあげられます。
ちなみに車椅子の方用の席はたいていこの位置なので、この列すべてを一般客が使えるわけではありません。
プラチナ・プレミアムシート/カップルシート
映画館によっては、プラチナシート、プレミアムシート、カップルシートといった特別席を用意しているところがあります。
観やすい位置で、なおかつシートも特別仕様なので、映画鑑賞には最高の環境といえます。
入場口が別でラウンジもあり、ウェルカムドリンクがついている映画館もあります。
デメリットは当然ながら料金が普通席よりも高いことと、観られる映画が限られること(特別席が用意されているスクリーンで上映されているものに限る)、「いかにも感」があるので、付き合う前の段階で、気軽に映画を楽しみたいときにはちょっと気張りすぎと相手から思われる、という点です。
ちなみにボックス席の場合は、席についたてがあり席同士が少し離れていて、カップルで座ると話しにくい場合があるので注意が必要です。
まとめ
ここで紹介した席のうちどれを選ぶかは、状況や混雑の度合いによります。
たとえば館内が空いていて両隣があいているようなときは真ん中の席で問題ないですが、人気作品で混雑している場合は、端のほうが利便性が高いと思います。
ただ予約することを考えると、当日の混雑具合は予想しにくいですから、知る人ぞ知る作品で平日の午前に観にいく、というのでなければ、基本的には端の座席にしておいたほうが無難かもしれません。
ちなみに端の席を取った場合は、早めに席に着くと真ん中の席の人が来るたびに立ち上がらなければいけないので、上映ちょっと前くらいに着席したほうがいいでしょう。
自分ひとりだったらぶらりと行ってあいているところに座ればいいのですが、やはり女性と行くときは、安心して観られる座席をあらかじめ予約しておくことが大切です。
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