9月22日、ついにユニクロ×JWアンダーソンのファーストコレクションが発売されました。
さっそく店頭でチェックしてきたので、今回は実際に着てみた感想を述べていきたいと思います。
前回の記事『ユニクロ×JWアンダーソン2017秋冬レビュー オススメと買ってはいけないもの』もあわせてご覧ください。
予想通りよかったアイテム
トレンチコート
今回のコレクションの看板アイテムだけあって、予想通りのいい出来でした。
胸まわりや肩まわりに少し余裕があるにもかかわらず、全体のシルエットはダボッとならない絶妙なサイズ感なので、30代以上の大人の男性にもオススメです。
話題のリバーシブルは、アリといえばアリですがナシといえばナシですね(どっちつかず)。学生時代ならあえてチェック側で着てたかも、といった感じです。
店頭ではチェック側で試着している人もちらほらいました。
個人的にはトレンチコートを脱いだときに、裏地のチェック柄がチラッと見えるくらいが控えめなオシャレといった感じでいいなと思います。
ちなみにかつてUNIQLO AND LEMAIRE(ユニクロアンドルメール)でもトレンチコートが発売されたのですが、そのネイビーが、この世にこれほどほこりがつく生地があるのかというほどほこりがつきやすいものでした。
それが軽いトラウマだったのですが、今回のネイビーは店頭で見た感じだと大丈夫そうだったのでよかったです。
ツイードコート
トレンチコートと同じく、余裕のあるフィット感ながらもすっきりしたシルエットです。
ツイードのグレーとネイビーというと、奇しくも少し前に発売されたユニクロ×イネス・ド・ラ・フレサンジュのツイードジャケットがありますが、そちらと比べると質感的にはゴワゴワした感じや毛羽立ちもなく、さらっとしています。
イネスのほうは表地がウール80%+ナイロン20%、アンダーソンのほうはウール70%+ポリエステル30%なので、その違いが出ている感じです。
ゴワゴワとか毛羽立ちというとネガティブに聞こえますが、イネスのほうがウール感が強いといったほうが正確かもしれません。そもそもジャケットとコートという違いも大きいですしね。
このコートのデザインのいい点は、ラグランスリーブの部分にあります。
写真ではわかりづらいと思いますが、脇から襟のほうにつながる縫い合わせのラインが、着たときにすごくエレガントに映えます。
襟はぺたんと倒さずに、ふんわりと立てると首まわりに立体感が出るのでオススメです。
フランネルチェックシャツ
秋に活躍しそうなネルシャツ。
タータンチェック柄は、今回のコレクションを象徴するもののひとつです。
色はやはりレッドよりブルーのほうが鮮やかでいいですね。まあこの辺は好みだと思いますが。
色、質感、ともに予想と違わず、買って損なしの一品です。
まあまあなアイテム
ケーブルクルーセーター
ベーシックな形のケーブルニット。
前回記事ではバイカラーのものをオススメしましたが、オフホワイトもさわやかさがあってよかったです。
ちなみに色名はオフホワイトですが、結構明るい白です。
フェアアイルモックネックセーター
フェアアイル柄のモックネックニット。
ブルーは発色がよく、前回記事でオススメのひとつに加えたのですが、実際に見て手放しでオススメできない点がひとつありました。
それは質感です。
予想と違うゴワゴワ感があり、ウール100%だしまあ許容範囲内だろう、と思いつつ、でもなあ……と考え込んでしまう悩ましい一品です。
ただ、見方を変えると‟保温性も弾力性も高い”(オンラインストアの商品詳細ページより)ともいえます。
これは実物を見て、質感を確かめてから購入を判断したほうがいいと思います。
意外とよかったアイテム
エクストラファインメリノ ボーダークルーネックセーター
メリノウール100%使用のボーダーセーター。
売り場でもハッと目を惹く鮮やかさがあります。
特にブラック(黒×黄×赤)は、配色とボーダー幅のバランスが絶妙ですごくいいです。
シンプルなアウターの下に着るといいと思います。
ラムジャカードクルーネックセーター
ジャカード織りで魚の絵が描かれたニットです。
首まわりの広いクルーネックなので、リラックスした感じに着られそうです。
サイズがXSからの展開で女性にもオススメ、とオンラインストアに記載されていますが、この首まわりの広さはたしかに女性が着てても違和感のないデザインだなと思いました。
うーむ……なアイテム
デニムワークパンツ/ウールブレンドキルティングジャケット グリーン/ライトダウンジャケット ブルー
前回取り上げたこの3つはやはり、うーむ……な感じでした。
デニムワークパンツは、着画では裾を太めにロールアップするスタイリングが多いですが、どういう着こなしを見てもやっぱり大人の男向きではないなと。
ウールブレンドキルティングジャケットは、シルエット的にもゆったりめで、バブアーやラベンハムのキルティングジャケットが好きな方ならアリかなとは思いますが、表地のウールブレンド素材がもっさり感を醸し出しているように感じます。
ライトダウンジャケット ブルーは、ぱっと見でもうなんというか派手です。
昔パンキッシュなスタイルがちょっと好きだった自分としては、このタータンチェックに惹かれるところがないわけではないのですが、やはり普段着として着るにはハードルが高いです。
あとがき
今回のコラボは一人1点という制限があります。
オンラインストアでいろいろなサイズを注文して、後で返品する人が多いからかなと思ったのですが、実店舗でも同じ注意書きがありました。転売対策でしょうか。
争奪戦になるような感じでもないのにユニクロにしてはめずらしいなと思いましたが、まあサイズ欠けせずに早く多くの人の手に適正に渡るようになるのならいいのかなといった感じです。