冬のファッションの定番であるマフラー。マフラーは防寒だけでなく、その巻き方によって見た目の印象に大きく影響を与えるものでもあります。
ビジネスやフォーマル、カジュアルといったシチュエーションや、ショートとロングといったマフラーの長さで、それぞれ適した巻き方があるので、ここで紹介するスタイルをぜひ参考にしてみてください。
パリジャン巻き(ワンループ巻き)
カジュアル←――☆――→ビジネス
最も定番の巻き方がこのパリジャン巻きです。
2つ折りにしたマフラーの折り目の間に、先の部分を入れて形を整えます。
カジュアル、ビジネス、フォーマル、いずれのシチュエーションにも適しています。
長さの短いショートマフラーに特にオススメです。
ミラノ巻き(ピッティ巻き)
カジュアル←―――☆―→ビジネス
paulie的に一番オススメなのがミラノ巻きです。
マフラーを結び目を作って巻く方法なのですが、大人の男感がすごく出ます。
かっちりしたビジネススタイルにハマるエレガントな巻き方ですが、カジュアルでもキレイめのスタイルにぴったりです。
パリジャン巻き同様、シチュエーションを選びません。
マフラーを首に一周まわしたあと、片方を首に巻いた部分の内側に通します。輪っかにしたその部分に、反対側の先を上から入れれば完成です。
複雑そうに見える巻き方ですが、一度手順をおさらいすれば簡単にできるようになります。
マフラーの先をコートの中に入れる場合でも、この巻き方だと首まわりに適度なボリュームが出るのでオススメです。
一周巻き
カジュアル←―☆―――→ビジネス
首のまわりを一周させるだけのシンプルな巻き方で、ロングマフラー向きのスタイルです。
スタイリッシュさのある巻き方ですが、男性がこれをやるとちょっと狙いすぎに見られるかもしれません。
超ロングマフラーでこれをやると、かつての中田英寿氏スタイルになります。
ニューヨーク巻き
カジュアル←―――☆―→ビジネス
一周巻きの状態から、両端を1回結ぶ巻き方です。
定番の巻き方のひとつで、ビジネスとカジュアルの両方に適しています。
きっちりした印象を与える巻き方なので、キレイめファッションとの組み合わせがオススメです。
ドレープ(首掛け)
カジュアル←―――☆―→ビジネス
マフラーを巻かずに首から胸に垂らすスタイルです。
チェスターコートのように、胸元があいたコートとの相性がいいです。
胸に垂らしたマフラーは、コートの内側に入れることによって襟を華やかに縁どってエレガントに見せることができます。
マフラーをすべてコートの外側に出してもいいのですが、ダンディーな雰囲気が強すぎますし、貴乃花親方感も出てきてしまいます(笑
後ろ結び巻き(ぐるぐる巻き)
カジュアル←☆――――→ビジネス
一周巻きの状態からもう半周させて、首の後ろで結ぶ巻き方です。
ショートマフラーの場合は、一周させずに首にかけた状態からもう半周させて後ろで結びます。
きっちり巻いたり結んだりせずに、無造作にくしゅくしゅっと仕上げるのがポイントです。
この巻き方はニットのもこもこしたマフラーのイメージが強いですが、薄手のストールでもキュートな感じに仕上がります。
若者向けの巻き方でカジュアル感も強いので、大人の男には不向きなスタイルといえます。
後ろ流し巻き
カジュアル←―☆―――→ビジネス
後ろ結び巻きと似ていますが、後ろで結ばずそのまま背中に垂らす巻き方です。
ラフな雰囲気がありつつ、女性的な柔らかさも感じさせます。
ビジネスでも問題ありませんが、どちらかというとカジュアル寄りの巻き方といえます。
半周巻き
カジュアル←―☆―――→ビジネス
首にかけたマフラーを一周させずに、そのまま後ろに流す巻き方です。
首まわりをふんわりと立体的にするのがポイントです。
定番ではあるのですが、どことなく昔のフォークの世界観が感じられる古い巻き方に捉えられることもあるので、あえてチョイスする必要はないでしょう。
以上、マフラーの巻き方についてでした。
ちなみに英語だとマフラーもスカーフもどちらもScarfといいます。
Mufflerという単語に防寒具のマフラーの意味もあるのですが、普通はMufflerというと車やバイクのマフラーを指します。