なにかスポーツをはじめようと思ったときに、準備運動をするのではなく、まずどんなスポーツウェアを買うかチェックしてしまう。これは消費社会に生きる我々の悲しい習性です(笑
とはいえお気に入りのスポーツウェアを着ることは、モチベーションを上げることにもつながり、スポーツを長続きさせるのに有効だといえます。
でもスポーツのためだけに服をそろえるのもなあ、と考える方もいると思います。
そこでオススメなのが「アスレジャー」ファッションです。
アスレジャーとはなにか
アスレジャーとはファッションスタイルのひとつで、「アスレティック(Athletic)」と「レジャー(Leisure)」を組み合わせた造語です。
アスレティックは運動競技、レジャーは余暇を意味しています。この場合のレジャーは、ただの休息ではなく、スポーツなどでより積極的に余暇を楽しむ姿勢のことです。
どういったアイテムを使うかについて明確な定義はなく、スポーツウェアを使ったオシャレな服装全般を指す言葉なのですが、この中で重要なのは「オシャレ」であることです。ファッショナブルでなければアスレジャーとはいえません。ジムなどでの運動もできるし、街中を普通に歩けるカジュアルさもあるファッションといった感じです。
ナイキ、アディダス、プーマなどのメジャースポーツブランドは、近年アパレルに力を入れており、アスレジャーにおいてもよく使われています。
また、ひと口にアスレジャーといっても、スポーツ用と街中用で、チョイスする服の「スポーツ感」の割合が変わってきます。
パンツはジョガーパンツがオススメ
アスレジャーは元々、女性がヨガをするときにはくヨガパンツを、普段着としても使いはじめたことから徐々に広まっていったといわれています。
ヨガパンツをはく機会があまりない男性の場合、アスレジャーを取り入れるのにもっとも取っつきやすいアイテムは「ジョガーパンツ」です。
ジャージー素材で、ふくらはぎから足首にかけてきゅっとしまったテーパードなシルエットの、今や定番となったこのパンツをはくだけで、アスレティック感がぐっと出てきます。
色は黒かグレーといった無彩色のものがオススメです。ボトムスを無彩色にするとトップスやシューズにどんな色を持ってきても合わせやすいです。
足元はハイテク感のあるスニーカーをチョイス
アスレジャーファッションの足元に、スニーカーは必須です。
ニューバランスなどのオーソドックスなデザインのスニーカーでもいいのですが、思いきってハイテク系スニーカーを取り入れてみるのもおもしろいと思います。
ハイテク系といっても、ごついシルエットのものや厚くて長いベロがあるような存在感の大きいものは、30代以上の方は避けておきましょう。
靴下は靴の外に出ないショートソックスにして、シューズとパンツの間に素肌が少し見えるようにするとスタイリッシュです。
1995年発売の伝説のエアマックスのデザインを継承した一足。
トップスは自由に
ボトムをスポーティーな感じでまとめると、トップスはTシャツ、スウェット、ウィンドブレーカー等々、わりとなんでもいけます。
大人の男のファッションとして、普段着でのパーカーはあまりオススメできないのですが、アスレジャーにおいてはアリです。
ボトムスと同じ色、同じ素材を合わせるのも着こなし次第ではうまくいくのですが、少し間違えると、ただ本当にスポーツをする人になってしまうので気をつけましょう。
街歩き用でしたら、飛び技的にワイシャツなどを合わせるのもおもしろいです(上級者向け)。
あとがき
ただ体を動かすのではなく、そこにオシャレさを取り入れるとまた別の楽しみ方ができます。
アスレジャーファッションで、スポーツとファッションを同時に楽しみましょう。