現金派もPayPayを使わざるを得ない日がやってくる?鍵はわりかん機能

QRコード決済

Yahoo!とLINEの経営統合や、Origamiの事実上の経営破綻など、このところQRコード決済(スマホ決済)にまつわるニュースが世間を騒がせています。
少し前まではPay系のサービスが乱立していましたが、大方の予想通り、大手が運営するサービスに統合されていきそうです。

現在、その中でもトップを走るのがPayPayです。LINEと経営統合したことで、もはや覇権を握ったといっても過言ではありません。

とはいえ、実際の店舗で誰も彼もがPayPayを使うという社会にはまだなっていないのが現状です。また、PayPayをはじめとするQRコード決済に否定的な意見も根強くあります。

しかし、そんな人たちもPayPayを使わざるを得ない日が、遠からずやってくるのではないかと私は考えています。
今回はPayPayが、本当の意味での覇権を握る日について考察してみました。

商品の支払いだけではないところに本当のメリットがある

QRコード決済においては、商品の支払いについてのメリットやデメリットがよく語られます。

しかし、QRコード決済アプリの本当のメリットは、自分のお金を一円単位で、手数料もなく動かすことができる(送金できる)ところにあると思います。
これはカード型電子マネーにはできないことですし、QRコード決済アプリというものが、本当の意味での「電子マネー」であるということを意味しています。

スマートホンで簡単に送金可能

一番わかりやすい例として、PayPayの「わりかん」機能があります。
飲み会などの幹事が金額を設定してその会の参加者に通知し、参加者は自分のPayPayアプリからその額を入力して幹事に送金する、というものです。

この機能を使えば誰がいくら支払ったか明確にわかりますし、一円単位の割り勘でも、小銭を用意したり両替したり数えたりする必要がありません。
飲み会の終わりに幹事の席の前にお札や小銭が積み上がり、それを幹事が数えて「まだ払ってない人〜」なんて聞くこともなくなります。

そしてこの「わりかん」機能こそが、PayPayが普及する上での重要な鍵になるのではないかと思います。

「わりかん」機能が飲み会を制する日

スマホアプリで、今や生活に欠かせない存在といえばLINEです。結構前からあるように感じますが、実際にはリリースが2011年6月と、意外と最近登場したアプリだったりします。

現在では誰もが使っているLINEですが、完全に普及したな、と私が実感した瞬間があります。

LINEがかなり広まりつつあったものの、まだキャリアメールで連絡を取る友人もそこそこいる、それくらいの時期のことです。
知りあいに飲み会に誘われて参加したのですが、帰り際にみんなで連絡先を交換しようという流れになったときに、「LINEやってる?」という会話も一切なく、当たり前のように全員がLINEで連絡先を交換しはじめたのです。

そのとき私は、LINEがカジュアルな付きあいにおけるコミュニケーションツールとして、完全にEメールに取って代わったのだと実感しました。
自分の場合はすでにLINEを使っていたので問題なかったのですが、もし使っていなかったとしたら、好む好まざるに関わらず、その必要性を強く感じることになったと思います。

このときの飲み会で感じた実感が、PayPayにおいても起きるのではないかと私は予想しています。

近い将来、飲み会終わりの勘定の場面で、幹事が「じゃあひとり3千円だからよろしくね」と言って、PayPayの名前を出すこともなく「わりかん」機能で通知を送る、そんな流れが当たり前になるかもしれません。

レストランでスマートホンを見る人たち

お会計のときにこんな光景が当たり前になるかも

この手の新しいサービスが広まるには、合理性と必要性が重要な要素です。
「わりかん」機能を例にすれば、会計時の面倒な手間を省けるという合理性があり、その合理性を享受するために、参加メンバーにはPayPayを使う必要性が生じます。

最初は必要性に迫られたとしても、一度使ってしまえば心理的障壁は消え、日常生活における商品の支払いにPayPayを利用することにも抵抗がなくなるはずです。

・爆発的な普及にはもう少し時間が必要

PayPayが上記のような感じで飲み会の場で使われるには、もう少し時間がかかりそうです。

というのも現在PayPayで「わりかん」機能を使うには、幹事が相手のQRコードを読み取るか、PayPay IDか携帯電話番号で検索する必要があるからです。
人数が多い場合、全員のQRコードを読み取るのは面倒ですし、今の時代、相手の携帯電話番号を知らないことも多いと思います。

ではいつごろになれば「わりかん」機能が普及するのかといえば、これはずばりLINEとの経営統合が完了する2020年10月以降です。

PayPayとLINE Payが統合するのか、あるいは両立してやっていくのかは現在のところなにもアナウンスされていませんが、どちらにせよなんらかの提携が行われることは確実です。そうでなければ経営統合した意味がないですし。

そしてその提携のひとつとして、「わりかん」機能の相手検索にLINEアカウントが含まれるのではないかと推測しています。
もしそうなれば、わざわざQRコードを読み取ったりしなくても、相手のLINEアカウントさえ登録してあれば送金できるようになり、「わりかん」機能は一気に広まるでしょう。

「わりかん」機能はLINE Payにも実装されているので、あえてPayPayでやらずともLINEアカウントを使った割り勘はできるのですが、いかんせんLINE Payは登録率も利用率もPayPayに大差をつけられていて、さらに経営統合によって存在自体がどうなるかも不透明な状況です。

こういった機能はトップシェアのところで利用できるということが重要であり、QRコード決済トップのPayPayがコミュニケーションツールトップのLINEと組んでその情報を利用することによって、爆発的な普及に繋がるのではないかと思います。

まとめ

PayPayは登録したけどまだ使ったことがない、という方は、とりあえずPayPay残高に一万円程度、セブン銀行ATMか銀行口座からチャージをしておくといいと思います(「わりかん」機能を使うにはPayPay残高にチャージすることが必要なので)。
そうすれば、いざというときに対応できますし、商品の支払いでPayPayを使う動機づけにもなります。

まあ、そこまでしてPayPayを使う必要なんてないのですが、QRコード決済が社会にどんどん広がっている今、早めに慣れておくのも悪くないのではないでしょうか。

・なにはともあれまずは登録してみよう

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