羽毛布団を自宅で洗濯した結果……失敗してぺちゃんこに【水洗い不可】

羽毛布団を自宅で洗濯
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ふかふかで保温力も高い羽毛布団。しかし長年使っているあいだに徐々に羽毛がへたっていき、表面に汗染みなどの汚れもついてしまいます。

それを解決するには布団を丸洗いするのが一番なのですが、私が現在使用している無印良品の羽毛布団は、ドライクリーニングのみで水洗いは禁止。

シングルサイズの羽毛布団(150×210cm)

水洗い不可マーク

家庭洗濯(水洗い)NG

でもクリーニング店に出すと結構な値段がするしなあ、それにドライクリーニングだと汗汚れは落ちないし……、てか今までも水洗い禁止のニットやアウターを手洗いしてきたし、これもやればできるんじゃね

というわけで、実際に家で水洗いしてみました。

羽毛布団を浴槽で水洗い

羽毛布団を丸洗いするために、バスタブを使います。
まずは布団が浸かるくらいの量のお湯を溜めて、そこに中性洗剤を投入します。

中性洗剤を投入

洗剤を入れたお湯を手でよくかき混ぜたら、布団をなかに入れます。
羽毛布団は、羽毛が飛び出ないように表面生地がかなりしっかりした作りになっています。そのため、なかの空気が抜けず、水をしみ込ませづらいです。

布団を投入

布団全体に洗濯液をしみ込ませたら、やさしく押し洗いをします。
最初は手を使って押し洗いをしたのですが、途中から疲れてきて足にスイッチしました。足を使うときは勢いよく踏まずにやさしく押し込むようにしましょう。

お湯が汚れで濁っているのがわかります

押し洗いを終えたらすすぎの開始です。柔軟剤は使いません。

いったん布団をバスタブのふちにかけてそれからお湯を抜こうとしたですが、水分をたっぷり含んだ布団は大漁の地引網かと思うほどにめちゃくちゃ重かったです。

この先脱水したり干したりするのが大変そう……、と弱気になりました。
とはいえもう引き返すことはできないので、このまま突き進むしかありません。

すすぎを4、5回繰り返して布団が十分きれいになったら、ひとまずバスタブのふちにかけてある程度脱水させます。

ふちにかけてひとまず脱水

その後ベランダに持っていき物干し竿にかけてみたのですが、このまま干しても絶対に乾ききらないことに気づき、一度洗濯機で脱水することにしました。

我が家の洗濯機は重量5kgまでの小さめのものなので大丈夫かなと思ったのですが、水に濡れたあとでかなりぺちゃんこになっていたので、なんとか入れることに成功。

洗濯機で脱水

洗濯機で脱水し、物干し竿にかけた状態が下の画像です。

この時点で「やばい失敗したかも」と思いはじめています(笑

ところどころにある黒い物体が羽毛の塊です。
逆光になっているので黒く映っているだけで、羽毛が汚れているわけではありません。
塊になった羽毛をほぐそうと思ったのですが、水を含んだ羽毛はうまくほぐれず、結局このまま天日干ししました。

一日で乾ききるか心配だったのですが、暑い日だったこともあり、なんとか乾燥させることができました。

暑い日の早朝にやろう

軽いふわふわの羽毛だからすぐに乾くだろう、と思うかもしれませんが、水を吸った羽毛布団は思った以上に乾きにくいです。
できれば夏の暑い日の早朝に洗って、少しでも長い時間干せるようにすることをオススメします。

洗濯前後の比較

まずは水洗い前の羽毛布団の画像。

洗濯前の羽毛布団

そして水洗い後の羽毛布団。

洗濯後の羽毛布団

どうですか。見事にふっくらと……ん?

ぺ、ぺちゃんこにしぼんでる……。

なんでや……。

調べたところ、天日干しで羽毛布団をふっくら仕上げるのは難しいらしく、タンブラー乾燥機でしっかり乾かすことが必要のようです。回転させながら温風を当てることで、なかの羽毛がほぐれてボリュームが出てくるのだと思われます。

というわけで、天日干し後の羽毛布団のボリュームに不満の場合は、コインランドリーの大型の乾燥機で仕上げましょう。
家庭用の布団乾燥機でもそれなりに効果があるようです。

↑コインランドリーでも洗濯してみました

洗える羽毛布団と洗えない羽毛布団の違い

羽毛布団には水洗い可能なものもあります。ただ実際にはまだほとんどの羽毛布団は、洗濯表記的には水洗い不可となっています。

検索してみても「洗える羽毛肌掛け布団」(薄手の布団)や「羽毛のように暖かい洗える布団」「丁寧に洗いをかけた羽毛布団」など、知りたい情報はそれじゃないから、というものばかり引っかかります(笑

水洗いが可能な羽毛布団というのは、羽毛に撥水加工を施したり、キルティングのマスを多くして羽毛を偏りにくくしたりして、水洗いを可能にしているようです。

自宅で羽毛布団を丸洗いしてわかったこと

今回バスタブを使って水洗い不可(家庭での洗濯不可)の羽毛布団を丸洗いしたわけですが、できなくはないけどかなり労力を使うし、ふかふかにするには結局コインランドリーに持っていって乾燥させる必要がある、ということがわかりました。

布団のしぼみっぷりから考えると失敗といえるのですが、気になっていたホコリっぽい臭いや汗染みが取れたのでとりあえずこれでいいかなという感じです。

布団のボリュームについては、今後天日干しを繰り返すうちに徐々に復活するのではないかと考えています(ポジティブ
まあコインランドリーまで持っていくのが面倒なだけなんですが(笑

というわけで結果は微妙でしたが、自宅での羽毛布団の丸洗いを考えている方の参考に少しでもなれば幸いです。



布団丸洗いの「フレスコ」

機械や洗剤も自社開発している
コダワリの布団クリーニング店。
布団1枚から申し込み可能。

今回の記事を見て、自宅での布団の洗濯が面倒そうだと感じた場合、宅配布団クリーニングの専門業者に頼んでしまうのも手です。
いろいろと比較検討した結果、評判もいいですし、自分が使うとしたらフレスコかなと。
料金はだいたい相場と同じくらいです。