【DIY】ファニチャーリノリウムをデスクの天板に貼ってみた【貼り方】

ファニチャーリノリウムのデスク

前回、イケアのラグカプテンという天板を使ったスタンディングデスクの製作について書いたのですが(→前回記事)、今回はその天板にファニチャーリノリウムというシートを貼っていきます。

なぜ新品の天板にシートを貼るのかというと、そっちのほうがかっこいいから、という完全に個人的な好みによるものです(笑

ファニチャーリノリウムとはなにか

リノリウムとは、亜麻仁油などの天然素材から作り出されたシートのことです。床材としてよく使われています。

リノリウムのカタログ

柔らかい手触りで、抗菌・抗ウィルスといった機能性も備えています。表面はマットな質感で反射はありません。

リノリウムは小説で病院の床を表す際によく使われますが、実際はリノリウムではなく似たようなビニールの長尺シートを使っているところも多いようです。
天然素材を使っていることから想像がつくように、リノリウムは値段が高いんですよね。

リノリウム床のイメージ
※実際に使用しているかはわかりません

このリノリウムを家具などに使えるように改良したものが、ファニチャーリノリウムです。

ファニチャーリノリウム

オシャレな家具(テーブル、デスク、スツールなど)に使われることが多いので、インテリアショップでこの素材を見かけたことがある方もいるかもしれません。

軽い弾力性があるので、ファニチャーリノリウムの上では紙に文字が書きやすいです。汚れや傷も付きにくく、まさにデスクやテーブルにぴったりな素材といえます。

ニオイは亜麻仁油由来のものなのかはわかりませんが若干あります。
鼻を近づけてわかるくらいのものなので、使用していくうちに自然と消えるのではないかと思います。

元々は業者専用の素材で切り売りはしていなかったようなのですが、最近ファニチャーリノリウムを製造するフォルボ社の日本国内パートナーがAmazonで販売するようになり、一般でも手に入るようになりました。

今回使った材料

ファニチャーリノリウムの貼り方

フォルボ社のサイトによると、接着剤は一般施工(平面)ではアクリル系、機械施工ではポリ酢酸ビニル系と書いてあるので、メジャーなコニシの木工用ボンド(性状:酢酸ビニル樹脂系エマルジョン形)でもいけそうな気がします。

ファニチャーリノリウムは塩ビ的な接着が難しい材質なのかと思ったら、裏面に紙のようなものが貼り付けてあり、特殊な接着剤ではなくてもくっつきそうな感じでした。

ファニチャーリノリウムの裏地

調べたところ、ファニチャーリノリウムは含浸紙(がんしんし/紙の繊維を固めたもの)、またはジュート地(麻の一種)に圧着させて作るとのこと。この裏地はおそらく含浸紙のほうだと思われます。

というわけで普通のボンドでいけそうなのですが、ボンドを使ってしまうと一度貼り付けたらもう二度と剥がせなそうなので、両面テープで貼れないか試してみることにします。
いや、剥がす予定はないんですけどね。ただファニチャーリノリウムは結構高いので、一応保険のためという感じです。

もし両面テープでうまくくっつかなかったら、全部剥がして天板をきれいにしてボンドを塗って……。
面倒くさすぎるのでそれだけは絶対に避けたいところです。

両面テープでファニチャーリノリウムを貼ってみた

天板(イケア ラグカプテン 120×60cm)にくまなく両面テープ(スコッチ はがせる両面テープ 強力 薄手 幅19mm)を貼っていきます。

ここまで貼れば大丈夫なはず

ファニチャーリノリウムは巻かれた状態で届くので、反りが結構あるという前情報を得ていたのですが、意外とそんなことはなく、平らに貼れそうな感じです。
色は4176 Mushroom(マッシュルーム)。淡いグレーがかった白色です。

ファニチャーリノリウム
4176 Mushroom

端から慎重に合わせていき、ローラーで伸ばしていきます。事前に100均で買っておいたシート貼り用ローラーでならしましたが、これを使わず手でならすだけでも大丈夫そうです。

ローラーでファニチャーリノリウムと天板を密着させる

厚さが2mmあるので、カッティングシートのようにシワがよって空気が入ることはありません。そういう意味においては貼り付けは簡単です。

貼り付け時の注意

ファニチャーリノリウムのサイズに余裕があるときは気にしなくていいのですが、もし天板より少し大きい程度のものだった場合、両面テープの接着面は事前にすべて剥がさないほうがいいです。

自分の場合は、うまくまっすぐ貼り付けられずに何度か剥がすはめになってしまい大変でした。2人だったら両側を持って合わせることもできたんですけどね。

ひとりの場合は、ファニチャーリノリウムを天板にのせて4辺の位置を整えた状態で、端から少しずつ両面テープを剥がしながらくっつけていくことをオススメします。

次に、天板を裏返してファニチャーリノリウムの余った部分をカットしていきます。

余った部分を裏からカット

天板のサイドにカッターを沿わせるだけなので簡単です。
ちなみにワタクシ、ABEMAでやっていたドラゴンボール改をちょこちょこ見ながらカットしていたら、うっかり天板のサイドを傷つけてしまいました(笑

刃物を扱うときは集中するようにしましょう(自分に言い聞かせ)。

Oh…

貼り付け完了

両面テープで問題なし!

両面テープだけでバッチリ貼ることできました。剥がれそうな気配はまったくありません。天板の素材が特殊なものでもない限り、両面テープで大丈夫そうです。平面だからということもあるかもしれませんが。

ちなみにファニチャーリノリウムは、平面だけでなく垂直面や曲面にも施工ができるようです。使い勝手がいい素材です。

突板の木口テープを貼る

このままでも十分かっこいいのですが、さらなる高級感を加えるべく、サイドに突板(つきいた)の木口テープを貼っていきます。
突板というのは天然木を薄くスライスした素材のことです。今回はナラ(ホワイトオーク)のものを使います。

木口テープ(ナラ)40mm×10m

ファニチャーリノリウムと突板の木口テープというのは、市販品にもよく見られる定番の組み合わせです。

ファニチャーリノリウムは厚さが2mmあるので、横から見たときに切断面が若干見えてしまいます。木口テープを貼ることで、質感をよくするだけでなく、その部分をカバーすることができます。

横から見るとファニチャーリノリウムと下地の切断面が若干目立ちます

まずは天板の上側に合わせて貼っていきます。

天板との間に段差ができないように丁寧に貼っていきます

次に天板をひっくり返して、余った部分をカッターでカットします。力を入れすぎると突板が割れて切断面が荒れてしまうので、何度もなぞってカットするようにしましょう。

木口テープをカットするときは力を入れすぎないように注意

天板をひっくり返すときの注意

突板は薄くて割れやすいので、天板をひっくり返すときに木口テープを貼った面を床に押し付けると、力が加わった部分が傷つく可能性があります。可能性というかワタクシ実際に傷をつけてしまい貼り直しました(笑

ひっくり返すときは、下にタオルなどを敷いて傷つかないようにしましょう。

木口テープを貼り終えたら、紙やすりで木口の上下のバリを削っていきます。私の場合は240番で軽くならしたあと、1,000番でなめらかに仕上げました。このとき天板まで削らないように気をつけましょう。

木口テープの上下のバリを紙やすりで軽く削ります

この作業をやっておかないと、木口のささくれたところに服や皮膚が引っかかることがあります。

蜜蝋ワックスを塗る

今回購入したナラの木口テープですが、思っていたより色が薄いものでした。
もう少し色が濃いレッドオークは1,000円くらい高かったので、敬遠してしまったんですよね。

色を濃くするにはどうすればいいか。
ワトコオイルのナチュラルを塗ればおそらくちょうどよくなると思うのですが、わざわざこのためだけに買うのもあれですし、分量的に間違いなく余ります。

ここで、前にDIYで使った蜜蝋ワックスがまだ残っていることを思い出しました。
あれを塗れば油分で色が濃くなるかもしれない。

蜜蝋ワックスを塗布(左側)
いい感じに色が濃くなっています

結果大正解で、狙い通りの色になりました。

ファニチャーリノリウムの施工完了!

ファニチャーリノリウムのデスク-1

かっこよし!

いやーめちゃくちゃかっこいいです。スタイリッシュで高級感も感じられます。

ファニチャーリノリウムのデスク-2

木口の角もバッチリ

ファニチャーリノリウムのデスク-3

パソコンのディスプレイを載せるとこんな感じです

今回使った材料

created by Rinker
フォルボ・フロアリング・システムズ(Forbo Flooring Systems)

あとがき

ファニチャーリノリウムは高いので、最初ダイノックフィルム(カッティングシート的なもの)で代用しようと思っていたのですが、妥協せずファニチャーリノリウムにしてよかったです。

DIYでモノづくりをすると、結局ちょっと高くても市販品を買ったほうがよかったかな、なんて思うことが結構あります。
しかしながら今回のものに関しては、自分が思い描いた通り、いやそれ以上のものができました。大満足です。素材や色選びに時間をかけたかいがありました。市販品を買うよりもずっと安く済みましたしね。

ファニチャーリノリウムは想像よりも扱いやすい素材なので、興味がある方はぜひインテリアに取り入れてみてください。